日頃の素朴な疑問をまとめてみた

急に思い立った疑問を調べた結果をまとめ、自分なりに考察してみます

ファンクラブにメリットはあるのか

前々からファンクラブと言うものにメリットがあるのかどうか疑問だったため、ネットに転がっているあらゆるファンクラブを調べ、比較してみることにした。

 先に記しておくがとんでもなく長い記事になってしまったのでご注意を。

1.なぜそう感じたのか考えた

ファンクラブと言えば、会報・チケット先行のイメージしか無かったため、必ずしも取れるとは限らないチケットの先行権のために毎年それだけにお金をかける価値があるものなのか不思議に感じたため。

 

2.そもそもファンクラブとは何か

芸能人やスポーツチームなどのファンで構成される団体で、後援会の事。

通常はファンクラブへ入会金と年会費を支払う。

・設置対象

アイドルミュージシャン俳優劇団声優スポーツ選手、スポーツチーム、漫画家、メーカー、ブランド、放送局

 

・主な会員特典

会員証発行、記念品、会員限定商品、サイン色紙等のプレゼント、会報誌送付、チケットの優先販売、割引券発行、無料招待、会員限定イベントの参加、会員限定サイト、関連商品の販売など。

※アイドル:芸能活動をしている人で、かわいい・かっこいいと言われている人の事。歌手・役者・タレント・モデル・アニメキャラ・ボカロを指す。

ここでは、他とジャンルの被らないモデルと、かわいさ・かっこよさを売りとした歌やダンスグループやユニットを指すことにする。

 

3.それぞれのファンクラブについて調べる

①アイドルのファンクラブ

・A氏の場合(女性)

人物像:モデルを基本とし、歌手やタレントなどマルチにこなしている

ファンクラブ:本会員・モバイル会員・メルマガ会員の3つに分かれている。

Ⅰ,本会員

入会金:1,000円(税抜) 会費:5,000円(税抜)/年

特典:会員特典グッズ(入会時)、撮りおろしの会報(年4回)、バースデーカード、会員限定イベントへの応募権利、会員限定グッズ販売

Ⅱ,モバイル会員

入会金:0円  会費:300円(税抜)/月額

特典:オリジナル動画視聴(週1本+企画動画週5-6本)、モバイルカレンダー&壁紙(毎月)、マネージャーブログの閲覧、会員限定イベントへの応募権利、会員限定グッズ販売

Ⅲ,メルマガ会員

入会金・会費 無料

特典:日々の活動報告、会員限定イベントへの応募権利、会員限定グッズ販売

 ※3つは全て独立したサービスであるため、熱狂的ファンは3つ全てに入会する必要がある(任意)。

 

・Bの場合(女性ユニット)

グループ像:歌とダンスのユニットでファン層が広く海外のファンも多い、ライブに定評がある。

ファンクラブ:入会金 ¥1,000+年会費 ¥4,500

特典:会員証発行 、 会報誌発行(年2回) 、会員専用サイトへのアクセス (メンバーやスタッフのブログ、ライブ写真、動画、ダウンロードプレゼント等)、グリーティングカード(年2回)、DVDの発送 (年1回)、会員限定イベントへの参加 応募権利、会員限定グッズ販売、LIVEのお知らせ&チケット先行応募権利、テレビ、ラジオ等の番組観覧応募権利
 

・Cの場合(男性グループ)

グループ像:国民的グループで歌手活動の他、役者や司会などもこなす。

ファンクラブ:入会金 ¥1,000+年会費 ¥4,000

特典:会員証発行 、 会報誌発行(不定期)、コンサートなどチケット類優先申込み、最新情報の閲覧

 

②ミュージシャンのファンクラブ

・Aの場合(ロックバンドユニット)

グループ像:楽曲提供も多く、数多くのヒット曲がある。国外でも広く活躍している。

ファンクラブ:入会費¥1000/年会費¥3000

特典:会員証、バースデーカード、クリスマスカード、ライブコンサートの優先予約権利、名前入りチケットの発行、撮りおろしの会報誌(年4回)、メンバーとの対面(抽選)、継続記念品(1年ごと)、会員限定サイト閲覧(新曲PVの視聴、スタッフブログなど)、会員限定グッズ販売、会報誌のバックナンバー購入

 

・B氏の場合(男性シンガーソングライター)

人物像:音楽活動の他、俳優やDJもこなしている。

ファンクラブ:本会員とモバイル会員がある。

Ⅰ,本会員

入会金:1,000円 年会費:4,500円

特典:会員証、オリジナルグッズ(入会時)、会報誌(年4回)、年賀状、会員限定サイト閲覧(限定写真、直筆メッセージ、最新情報配信)、電話最新情報配信、ライブ先行予約権利、番組閲覧・エキストラ参加の応募権利、限定グッズ販売

Ⅱ,モバイル会員

入会金:無し 月額324円

特典:本人ブログ閲覧、限定動画配信、チケット選考2次応募権利、誕生日・年賀メール

 

③.俳優・声優のファンクラブ

・A氏の場合(男性)

人物像:俳優業を中心に、歌手活動も行う

ファンクラブ:年会費のみ 5,000円

特典:本人デザインの会員証発行、本人デザインの会員特典(入会時・継続時)、最新情報のメルマガ配信、会報誌(年4回)、グリーティングカード・バースデーカードの発行 (年2回)、会員限定WEBページへのアクセス、会員限定イベントの開催、会員限定グッズ販売

 

・B氏の場合(女性)

人物像:声優業を中心に、歌手活動やラジオDJなども行う

ファンクラブ:無料コンテンツ含め、3つに分かれている

無料コース:HP閲覧

月額324円コース:待受画像・カレンダー配信

上記コース+月額216円コース:動画配信、ボイス配信、おみくじ配信

※イベント・ライブチケットの優先申込み権利は有料会員のみの特典であると思われる。

 

④.団体のファンクラブ

・スポーツチームの場合

ファンクラブ:入会金:1,000円・年会費:2,000円

特典:会員証、会報誌(年5回)オリジナルタオルマフラー、ファンクラブガイドブック、スタジアムイベント(写真撮影、サイン会、見学会など)応募権利、選手イベント応募権利、ホームゲームチケット割引、プレミアムチケット購入権、グッズ優先販売、グッズ割引、来場プレゼント(先着)、長期継続記念品

 

・劇団の場合

ファンクラブ:入会金1,500円、年会費2,000円

特典:会報誌(毎月)、会員限定電話予約システム(24時間受け付け)、先行予約権利、チケット会員価格適応、会員証、オリジナルハンドブック、託児サービス、ホテルパック利用

 

⑤.漫画家のファンクラブ

漫画家の場合(男性)

ファンクラブ:無料、メルマガ会員

特典:コミックス・イベントの最新情報配信、コミックの浦ストーリー紹介、会員限定先行チケット・プレゼント企画、限定企画(グッズ製作・デザイン投票など)、特別コラム配信、スマホ画像3種、電子書籍1冊分、直筆サイン色紙(抽選1名)

 

4.感想

 各ファンクラブについて書くだけでかなりの時間を要してしまった。しかもアイドルA氏の時点で1,000字を超え、そのあたりでデータが一度飛んだので一気に死にたくなった。

正直ファンクラブというものを甘く見ていた。

私の中ではファンクラブといえばアイドルやアーティストだけであると思っていたが、予想以上に多くのファンクラブが存在し、めまいがした。

また、マルチに活躍する人も多く、分類も困難を極めた。

 

そして、各サイトによって値段設定やサービス、詳しく内容が描かれているものとぼんやりしたもの、様々であった。

やはりファンであるからこそ入会を決意するのだが、正直内容がぼんやりしているところは全く魅力がなかった。情報開示というのはとても重要であると改めて感じた。

 

ファンを楽しませよう、喜ばせようと誠意を感じたサイトに関しては、たとえチケットの入手が困難であっても、入会するメリットは大いにあるように感じた。また、全国を巡るであろうアーティストなら地方に住む人たちも恩恵に授かるチャンスがあるが、活動範囲の狭いファンクラブは都内やその地域に住む人たちにしかメリットは無いように感じた。

また、武器(歌、イラストなど活動範囲が広い)が多い方がメリットも多いように感じた。

金額とその恩恵を同価格の他サイトとよく比較したうえで、自分が納得できるファンクラブを選択するべきであろう。

 

今回も安易な気持ちで疑問をまとめてみたが、想像以上に面倒くさく、もうこんな記事を書くのはごめんである。

 

※この記事は独断と偏見により制作されていますので、なにか疑問や不満があっても生温かく見守って下さい。